消えた少年たち・上(オーソン・スコット・カード)

主人公は天才ゲームプログラマのステップ。
アタリのマシンで「ハッカーズスナック」というゲームを書いて、大ヒットを飛ばしたんだけど、
アタリがポシャった時に他のマシンに乗り換え損ねて、今は日銭を稼ぐためイヤな会社で働く毎日。
最近幅を利かせてきたIBM/PCに「ハッカーズスナック」を乗せ換える権利をどこかの会社に売ることで、一発逆転を狙っている。
妻のディアンヌともども敬虔なモルモン教徒であり、教会の活動に積極的。
6歳を筆頭に、3人(もうすぐ4人)のこどもの良き父親でもある。
そういう話。
まだ少年は消えていません。
6歳のスティーヴィは、転校先の学校で教師のいぢめにあって、いちおう学校には通ってるんだけど、空想の世界に逃げ込んだ模様。
あー。わかるわー。わたしもそうだったから。〃(−_−)うんうん
そんで、空想のともだちが2人いるらしくて、母親のディアンヌはそれが心配。
「あの子は6歳。空想のともだちを持つには大きすぎるわ。それに2人も!
 ふつうはセサミストリートのスナッフィみたいな奇妙な生き物を1人持ってるだけじゃない?」
えー?!Σ( ̄□ ̄;
わたしは以前から不思議なことがありまして、それが、この「空想のともだち」です。
なんか、あっちの物語ってやたら「空想のともだち」って出てこないですか?
ひょっとしたら、あっちでは、6歳以下の小さい子供はみんな「空想のともだち」を持っててふつうなのかなあー。
日本ではふつう持たないですよね?
日本で「空想のともだちを持っていました」っていうのは、心底孤独な状態っていう設定じゃないですか。
やっぱり、あれかなあ?向こうの子って赤ちゃんの時からこども部屋に寝かされたりするやん?
一家全員でザコ寝とかってないやん?
あれがなんか影響してるんやろか。
などと、そういうことを考えてしまいました。
でも、どうやろ。空想のともだちを持つのは就学前なんですよねー。
ひょっとしたら、わたしもその頃、持ってたのかなあ。
あきゅは持ってなさげでしたけど。
まあ、あの子は7ヶ月から保育所で、いきなりたくさんのともだちに囲まれて暮らしてたんで、

空想のともだちを持つ暇もなかったかも知れませんが。